小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、カンヅメに憧れていた作家がいるかもしれません。
目的を持つということ。
藤岡陽子さんの書下ろし長編小説『僕たちは我慢している』の発売からちょうど一カ月が経ちました。
取次を通さない、書店との直取引です。書店さんに初版部数を訊かれて答えると、例外なく驚かれます。当初考えていた部数より二割も減らしたのですが、それでもです。
80年代の小説が売れまくっていたころも知っていますが、バブルが弾けて小説も売れなくってもういい加減に底が見えてきたと思いたくても、まだまだ見えない状況でしょうか。
現在、二つの倉庫に、その書店さんを驚かせた46%の在庫があります。二つの内の大きな倉庫からは大口の注文を納品出荷します。
小口は、僕が出荷しています。一冊の時は、100メートルもないポストまでですが、複数のときはクルマかカートかデイパックを背負って600メートル離れた郵便局まで行きます。
その小口注文は、余らせまいと慎重を期してなのか小冊数、多回数です。一度に多く注文していただいても後に返品になるよりは有難いです。
高齢者がカートを引いたりして行ったり来たり。傍からはどう見えるか分かりませんが、本人は、「小説復興」のためにと思うと、何でもないです。いやむしろ喜びです。カートを引きながらスキップはできませんが。
藤岡さんが、16日(月)の11時台に生出演されます! 「さくらFM」の特集コーナーです。
讀賣新聞(5月19日朝刊)文化面に取り上げていただきました。
藤岡さんが作品を語ります!
佐藤亮子さんに推薦していただきました!
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