「週刊COMPASS」第119号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、ブランド大好きです。

大先輩の言葉に、「ヨット乗りはブランドに命を懸ける」というのがあります。

悪天候の中でも機能を失うことなく人間を極寒、暴風雨から守るギアの製造元に対してです。

物があふれる中で何から何まで自分で調べようとする人にはブランド名は関係ないのかもしれませんが、荒れた海に出ていくなど実際の機能までを調べるのは不可能です。

特に物臭な者には、信頼のできるブランドは有難いです。値が張っても安心感も買えます。大自然を満喫したい者には、と言っても山はゲレンデスキーのみですが、荒天に見舞われたときの快適性と安心感は何物にも代えがたいです。

小説にもかつてはブランドがありました。「文芸書の〇〇〇」と謳われていて、疑問に思う人はいなかったと思います。残念ながら現在は「金太郎飴」状態と言ったら、言い過ぎでしょうか。

膨大な点数の中から一冊を選ぶのは、本当に大変だと思います。

COMPASS出帆第一弾、藤岡陽子さんの書下ろし長編小説「僕たちは我慢している」(5月13日発売予定)、ご予約いただけます。

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「エンタメ」呼称故に忘れられている、小説の大きな役割について書きました。

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