小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、カバー表4です。
「この人が作った本を読んでみたい」
出帆第一弾の本に謳う巻末の文章を考えていました。その拙文の感想を聞こうと、仲間の一人に見せました。彼女は中学生の親でもあり、中学生と触れ合う仕事もしています。昼休みに読書している生徒たちがいて、彼らになったつもりで読んだと言います。そこで、心に響いてくるものがあったと言って、送ってくれたのが冒頭の言葉です。
メールでのやり取りでしたが、熱いものが込み上げてきて文字が滲みました。
編集者として、出版社としての指針です。
著者、作品の力だけに頼ってはならない。「この人が作った本を読んでみたい」、かつてはあった「この出版社から出る本を読んでみたい」とも思われなくてはならない。
5月13日発売予定の第一弾・藤岡陽子さんの書下ろし長編小説「僕たちは我慢している」、ご予約いただけます。
コメントを残す