「週刊COMPASS」第115号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、熊野出身で郷土愛の強い父は二男の名前を熊策と考えましたが母の反発にあって現在の字になりました。

心身鍛錬が趣味だとは前に書きました。そんなこと言うのはかっこ悪いようなのですが。その「身」のほうの影響を受けた方が特に三人います。

そのお一人のIさんには、慢性の腰痛を治してもらいました。えいやッとやってもらったわけではなく、その人の考え方を日々実践しているからです。内的疾患が原因ではない純粋な腰痛に限らずあらゆる病気は股関節の転位が身体の歪みを生じ万病の原因になるという考えで、足を組むなど左右非対称になることは厳禁としています。

もう一人のKさんには、父が癌の家系だと気を遣っていましたが、その癌に対する考え方を学んで気が楽になりました。賛否両論ありますが、原因があって自分の身体から生まれてきたものをただ切るということにどうも違和感を覚えるからです。

三番目のINさんは「筋肉博士」として有名で、一時間ほどの特別授業でシニアのための筋トレを学びました。自己流にアレンジしたスクワットを日々実践しています。

ところが、という「意外」の接続詞が適切なのかはちょっと疑問ですが、そのお三方ともに現在の日本人男性の平均寿命よりは早くに亡くなられました。

身体を鍛えるのは長生きが目的ではありません。結果的にそうなるのは有難いことですが、健康寿命を延ばそうという目的でもありません。身体は地球というステージに立つための借り衣装だと思っているのでパフォーマンスには欠くべからざるものであり、借りものは大事にしなければいけないからです。

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