「週刊COMPASS」第113号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、飛行機事故はなぜ続くのでしょうか。

「僕たちは我慢している」

このタイトルの感想をある女性に聞いたら、

「我慢していない人なんていませんよ」と、即答されました。

確かに新聞の一面から社会面までを見ても、ガザ、ウクライナ、能登半島、拉致問題、旧優生保護法、冤罪、パワハラ、セクハラ……と我慢が窺える人の数に限りはありません。

私たちも我慢している、僕たちはもっと我慢している……。

不条理と言ってしまえばそれまでですが、我慢ならないと言っているだけでは何事も変わりません。

我慢とは、ある目的のために意識を集中し続けることでもあるのかもしれません。

藤岡さんとは8作目の作品ですが、藤岡さんが最初から確とタイトルを提示されたのは初めてです。今日的で、パワーを感じました。藤岡さんのジャーナリスティックな嗅覚かもしれません。

作品の内容との違和感を持たれるかもしれませんが、お読みいただくと、ネガティブな言葉ではあってもある言葉と同義だとお分かりいただけます。その言葉は極めてポジティブで、それこそ藤岡作品の真骨頂です。今後類語辞典の「我慢」に追加されるかもしれません。

ちょっと早いですが、今年の流行語大賞の候補に挙げます。

「僕たちは我慢している」(5月13日発売予定)

“「週刊COMPASS」第113号” への2件のフィードバック

  1. 古屋文明のアバター
    古屋文明

    お世話になっています。
    リブロプラスと申します。本屋の外商をやっています。
    御社で出版している「僕たちは我慢している」を注文したいのですが、掛率は、いくらになりますか?
    客様の注文が、5冊来ていますが、販売後、注文するときは、最低ロット4さついじょうになりますか?
    yorosikuonegaisimasu.

    1. Yusaku Okuboのアバター
      Yusaku Okubo

      古屋文明 様

      お問い合わせありがとうございます。

      4冊以上ですと、7掛けで送料(ゆうパック)ご負担いただきます。
      お振込み(手数料ご負担ください)確認後、本をお送りいたします。

      小説復興を目的に出帆しました。
      どうぞよろしくお願い致します。

      優れた小説は何れ必ず読者の羅針盤になる
      COMPASS
      大久保雄策
      okubo@compass-pb.com

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