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血が騒ぐ。
小学5年生のときに、ヨット乗りの鹿嶋郁夫さんが単独無寄港太平洋横断に成功しました。鹿島さんは日本人初を狙っていましたが堀江謙一さんに先を越されたので、海象的に難しい、堀江さんとは逆のコース、ロサンゼルスから日本を目指しました。
ゴール間近の、日本列島に近付いている帆走を、ヘリコプターからの映像を流すニュースで見ました。そのときの興奮は、寸分違わずに蘇えさせることができます。当時ことばは知りませんでしたが、小学5年男子の、正に血が騒いだのです。
「1977年に、夢を実現させる。」と紙に書いて、部屋に貼りました。夢とは、ヨットを覚えて、二十歳のときに単独で太平洋を横断することです。最年少記録を狙っていたのかは、おぼえていません。
中学にも高校にもヨット部はなく、大学に入って初めてヨットを始めました。
遠洋の最長は神津島です。しかもシングルハンドではありません。ここで、括弧、苦笑でしょうか。
あれから57年、ふたたび血が騒いでいます。小学5年男子に負けないぐらいに熱く。
確かなCOMPASSを手に入れたいという思いは一貫しているのかもしれません。
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