「週刊COMPASS」第75号



小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、旧日本軍の地下壕に繋がるのか某半島の崖肌です。

「寛容じゃない」

五歳下の小説家からときおり聞く言葉です。いわゆる「世間」への彼の見解です。ネットでの「炎上」とか、奥さんが怒るのは尤もでもなぜか赤の他人の非難が集中することなどに対してです。

最近事故に見舞われた方が相手に何も求めないことにしたとFBの投稿で知り、寛容さに感動した旨のコメントを書きました。それに対して、相手のためと言うよりご自身納得できる答えに行き着いたとお考えの返信をいただき、さらに感じ入りました。

「寛容」の意味を改めて考えました。

「人に対して寛容であれ」は、偽善っぽく感じられます。無理していないか。蟠り(わだかまり)は残らないか、清々しい気持ちでいられるか。自分自身の気持ちに正直であることが大事なように思います。

自分勝手な欲望、感情にたいしての正直さでなければ、大方だれの心も他人に寛容なのかもしれません。甘いですか。

何れにせよ、人への行為はいづれ必ず自分に返ってくることは、紛れもない宇宙の法則だと思っています。



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