小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。
前号からの続き……いくつになっても、Good old daysとは言いたくない。最後の最後まで、今がいちばんいいと言いたい。
そのためには、たった一つのことしかありません。
自分自身の成長を目標にすることです。
いくら若い頃がよかったと言っても今と比べて未熟だったと思える昔に戻りたい、などと想う人はいないでしょう。穴があったら入りたいとは思っても。
自分自身のとは言っても、周囲との関係、よい影響及ぼさずの自分だけの成長などあり得ません。
ワインの熟成は元々のブドウの品種にもよるようですが、人間を変える、成長させるのはいくつになっても経験と感動です。
動き回れなくなっても可能です。疑似体験と文学的感動です。読まないで、聴くこともできます。
優れた小説の楽しみを知った人間は強いと信じています。そのときにも読める、聴ける小説こそが、優れた小説、本物です。
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