小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。
誰もが一番に望むのは、やはり心の平安ではないでしょうか。
いついかなるときでも揺さぶられない心の自立。
就職できなかったら、リストラに遭ったら、病気になったら……自分のことに限らず、あらゆる心配・不安の行き着く先は一つです。それへの恐れ。
ホスピスのことが描かれている本にあったことです。
一般病棟から移ってきた七十代半ばの男性は経営者で、仕事は頗る順調だったようです。その人が院長に訴えたことは、
「お金はいくらでも出しますから、助けてください」。
誰もが考えておいたほうがいいたった一つのこと。
そのことの自分なりの了知なくして究極心の自立はあり得ません。
日々の生活に追われていて考えられないこともあるでしょう。その人たちの代わりに考えて書いて報酬を得るとも言えます。小説家の仕事は。
小説に答えは書かれていませんが、見付けられるかもしれません。
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