「週刊COMPASS」第43号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、鳶はビッグアイランドを目指すのか。

死んだらどうなるのか。

同学年の小説家が救急搬送されたときのことです。

死を意識した彼は、無性に寂しかった、長年乗り慣れた愛車との別れのように自分の身体と別れるのが、と言いました。

肉体が滅びると、意識はどうなるのか。彼のそのときの話を聞くと、その二つが別物であることを彼は知っているのだと思いました。

「身体を大事にしなさい」と言うのは、自分のものではないからではないでしょうか。

自分のものだったら、自分の思い通りになるはずです。

病気になりたくないとか。大事にするもしないも自分の勝手です。

借りものなら粗末に扱うわけにはいきません。

纏わなくては地球と言うステージには立てない、貸し衣装のように思います。この身体は。

忘れているだけで、みんな舞台に立ちたくて借りたのかもしれません。

何がしたくて……。

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