「週刊COMPASS」第36号

小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。

小説の本ほど買いにくいものはありません。

価格は内容の出来不出来に関係なく、ページ数と部数で決まります。

大昔は出版社で選ぶことができましたが、今は金太郎飴のようになってしいまいました。

小説以外の書籍は、書名、著者名、まえがき、目次などを吟味すれば、読みたいものとはまったく違ったということはあまりないと思います。

では、どうすればいいのか。最初をちょっと読み出したらレジに持って行かざるを得ない小説を作家が書くか、ここから出る小説なら間違いないと思わせる出版社を作るか。

前者の、手に取ってちょっと読んでもらうというのがそもそもの難題なんだろうと思います。「エンタメ」などと呼ばれる書籍など見向きもしない本好きは少なくないでしょうから。では、後者。でも、だれが?

お題目を唱えていれば何れ小説が多くの人に読まれるようになる、などとは微塵も考えていません。

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