小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、鳶はそんなことお構いなしに風に乗って気持ちよさそうに旋回します。
ある小説をおもしろいと思った者同士でも細部の感想を突き合わせていくと、随分異なっていることに気付くことがあります。
小説は作られた物語であって正解は描かれていません。
その物語が鏡となって、読者それぞれの生き方・人生によって映し出されるものは様々です。その映し出されるものに対してなぜか熱いものが込み上げてきたり、生き方が変わるほどの衝撃を受けることもあります。
虚構なのに選び抜かれた言葉で紡がれて言霊が宿るのか、普段は気付けなかった自分にとっての真実を見せてくれることがあります。
明後日は19年前に担当した作品の読書会です。先ずは皆さんがおもしろがってくれたか。スキップしながら出掛けます。
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