小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。
今世紀に入って間もない頃、ある作家の方に編者になっていただいて、how to liveになる小説集を作ろうと思いました。
その方は、今はそんな回りくどいことをする時代じゃない、エッセイ集ではどうかと言われました。
読者が小説を咀嚼する時間、能力がないと言う意味に受け取りました。元々はCMの仕事をされていましたが、ほとんど小説を書かれなくなったその方は、時代の空気を読んで言葉にするのに長けています。三十年変わらず第一線に立たれています。
「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」は至言だと思っています。
そのときは癒された気持ちになっても、咀嚼して血肉になっていないものは、あっという間に跡形もなくなってしまいます。
経験と感動が人を変えます。小説(COMPASS)の疑似体験と文学的感動です。
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