「週刊COMPASS」第139号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、出荷の途中に見上げたら何やらメルヘンチック。

「演説を始めるとハエ一匹動かない」

前にも書きましたが、心が動いた言葉・文章に出会うとメモを取ることにしています。

「世界一貧しい大統領」と称されたウルグアイの元大統領、ホセ・ムカ氏追悼文からです。

ムカ氏の言葉の重みを表しています。心を揺さぶられました。

言葉は、発する人間そのものです。

そうは言っても、「作文」であることもあります。口から出まかせ、思ってもみないことを言うなど。

でもそんな言葉だったら、ハエは何匹もうるさく飛び回るでしょう。

藤岡陽子さんの書下ろし長編小説『僕たちは我慢している』に登場する高校生たちの言葉には誠意があります。「真摯に」なんて言わなくても。自分の気持ちに正直に、そして相手の気持ちを考えての発言です。

どんな言葉でも、一旦発した言葉は全て、何れ必ず自分に還ってきます。彼らは高校生の頃から、そのことを知っているようです。

人格形成というのは、発する言葉を大切にする積み重ねでもあると思います。その積み重ねによって、周囲の人間に重きを置いてもらえる人間になっていくのでしょう。

藤岡さんが作品を語ります。

https://x.gd/jkGopp

https://x.gd/yOYgw

https://x.gd/S19Sj

讀賣新聞文化面に取り上げていただきました。

https://x.gd/9pE9B

佐藤亮子さんに推薦していただきました。

https://x.gd/tdFAt

https://x.gd/8n3l6

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