小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、ユーラシア大陸最西端のライトハウスです。
「編集者というのは不逞の輩の要素を持つべきでしょうか」
一切合切捨てずに残していった父の遺品の中に、在社時に新入社員からの質問を受けた冊子がありました。その返答は、
「好き好きだろうけど、不逞の輩の気概のない者は退屈するんじゃないかな。~ある固定概念にとらわれてことを行うとマンネリになる。だから絶えず、今あるものをぶっこわして、不逞の輩になってやろうというくらいじゃないとね。~」。
その父は「純文学の鬼」と言われて、「純文」一筋でした。
小説専門の出版社を作ってホームページを公開しましたが、そのトップページのサブコピーは、
「純文、エンタメの垣根を超える優れた小説(ルビCOMPASS)」です。
不逞の息子でしょうか。
現在の「秩序」をぶっこわすつもりなど微塵もありません。千差万別の小説を純文、エンタメたった二つのカテゴライズになんの疑問も抱かない方々に申し上げることはありません。
多くの人にもっともっと読まれてほしい小説を知ってもらうために、「コンパス」という新たな小説のカテゴリーを作りたいだけです。小説復興、文藝復興、そして人間復興のために。ただそれだけです。
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