小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。
クルマを修理に出していたときのことです。
ドライブ旅行の予定がありましたがまだ先だったので、クルマ屋さんには日程の確認はしませんでした。持ち込み手配した部品と違うのが届いたり月一土曜休業が重なったりで、なんと旅行に間に合いませんでした。
以前だったら苛立ち絶頂ですが、鷹揚に構えられるようになりました。万が一に備えて、事前にレンタカーを吟味して保険屋さんに頼んでおきました。
結局その最新のハイブリッドカーで600km走りました。愛車のリッター4倍走り、下り坂もDレンジのままでエンジンブレーキが利いたり、デザインの無個性に魅力がまったく感じられなかった最近のクルマの実力を知ってちょっと感心しました。
「思い通り」にならないことを歓迎する人はいないと思いますが、その「思い」が執着だったら手放すに限ります。新しい発見、出会い、展開、発展……を自らその芽を摘んでしまっているかもしれません。
もっと趣旨に相応しい強烈な体験をしたのですが、ちょっと差し障りがあるので、上述エピソードを紹介しました。
とにかく、執着するにいいことなど皆無です。執着は幸運を逃します。手放すときは辛くても。
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