小説復興・文芸復興を真剣に目指しています。
二十世紀に入って、藤村の『破戒』などありのままを尊ぶ自然主義、それに対して小説はあくまでフィクションと捉えた漱石、鴎外の高踏派もしくは余裕派、その影響を受けた荷風を祖とする耽美派等が反自然主義。
さらに白樺派、新思潮派、プロレタリア文学、新感覚派、無頼派、第二次戦後派、そして安岡、吉行等の第三の新人と小説は脈打ってきました。
ところが、1956年、第34回芥川賞空前の大ヒット以降小説はあまりに乱暴なたった二つの括りになっています。現在の「純文」と「エンタメ」。
もういい加減に、新たなムーブメント起こさなければと感じます。
その二つに対して、「コンパス」(羅針盤)。
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