小説復興・文芸復興を真剣に目指しています。
書下ろしデビュー作を、大御所の装幀家に依頼したことがあります。その作品は18歳の看護学生が主人公の物語です。
その装幀家はいつもゲラをしっかり読んでくださり、率直な感想を聞かせてくれます。
カバーのラフが出来たと連絡をいただき、オフィスを訪ねました。
ラフを拝見するのはもちろんのこと、感想をお聞きするのも楽しみです。
その当時64歳のアロハシャツを着た装幀家は、
「主人公の年齢とか設定をお聞きして私には楽しめないだろうなと思ったけど、いやーおもしろかった!」と言われました。
優れた小説は読者を選ばない、と改めて確信しました。
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