「週刊COMPASS」第9号

雪が降ろうと、小説復興・文芸復興を真剣に目指しています。

「小説で体験するぐらいがちょうどいい。実体験だと生々しすぎて実になるまでに時間がかかる」 

小林秀雄の著作にあったと思い込んでいましたが、出典を確かめられずにいます。誰の言葉にしろ、頷けます。視野狭窄に陥らず、小説作法上の「神の視点」になれるからでしょう。

我が身のことなら、感情を交えずに直視するのは常人には至難の業です。

小説を読む者が得られる貴重な疑似体験です。

優れた小説を読む毎に想像力は培われ、階段を登るように読者の視界は開けて行きます。

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