「週刊COMPASS」第3号

小説復興・文藝復興を真剣に目指しています。

そもそも本を読む人たちというのは、何か得ることを期待しているのではないでしょうか。暇つぶしなんかではまったくなく。

かつての小説好きと言われた人たちは、もちろん小説が面白いから読んでいたのでしょうが、小説を読むことによって自分自身が豊かになることも知っていたように思います。豊かになるとは、他人への想像力が培われるなどの意味です。「エンタメ」呼称が定着して、その人たちが変わらず小説を手に取っているでしょうか。 小説は国語の授業で部分的に読んだ、読書感想文を書く必要に迫られて読んだだけで小説の面白さを知らない人たちは、小説の「エンタメ」呼称そのものが理解できないのではないでしょうか。

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