小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、夜明けが早くなるこの時期の早朝ウォーキングは視界が日に日に開けていくように感じられます。今朝です。
小説家の仕事・役割をどこまでご存じでしょうか。
小説家は、思考家とも言えます。本来は人間一人ひとりが考えなければならない大切なことを、日々の生活に追われてその時間を持てない人たちの代わりに考えている仕事です。
しかも、その考えたことをおもしろく読めるように工夫を凝らして、一字一句を粉骨砕身して物語に紡いでいきます。氾濫する情報、AIの回答などとは本質的に異なるものです。答えを明示するものではありませんが、優れた小説は、読む者のイマジネーションが働き続けて、読後、心地よい緊張感から解放されたときに、いい作品を読んだという感動が込み上げてきます。
本の価格は、それに対する代価です。
さも一般的なことのように書きましたが、本を作る編集者がみなそのように考えているかは分かりません。
本の価格の決め方は、これは一般的にと断定できますが、多くの商品とは明らかに違って手間暇も中身の完成度など一切考慮されずに、ただページ数と初版部数によって決められます。購買者の目が試されます。
藤岡陽子さんの書下ろし長編小説『僕たちは我慢している』(小社、COMPASS刊)。
優れた小説は、何れ必ず読者の羅針盤(COMPASS)になる。胸を張って宣言します。

コメントを残す