小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、外でのランチは家では作らないものにします。
信じ難い戦争が始まって4年が過ぎました。各メディアが特集を組んで、侵略された国の人たちの現状を伝えています。改めて、酷いよなと言葉が漏れます。
寒かったら暖房、暗くなったら灯りをともすという当たり前の日常生活を営んでいた人たちが、空襲の恐怖に晒されながら、気温が氷点下二桁になる中で暖房が止まり、電気の使用もままならない日々を過ごしています。侵略国は長引く戦争で被侵略国国民の厭戦感を強くするために、エネルギー施設を集中的に攻撃しているようです。
その首謀者を、「私が大統領になったら24時間以内に戦争を終結させる」と大風呂敷を広げた裸の俺様が、今度は赤い絨毯を広げて迎えました。
何もかもが狂っていると思いませんか。
理不尽……という言葉自体は存在しても、あくまで地球に立つ人間だけが持つ概念です。永遠の命が大前提ですが、宇宙の法則には存在しません。辻褄の合わないことなど存在しません。正直者が馬鹿を見ることもありません。
人間がこの地上であってはならないのは、達観して行動しないことです。
上等な人間は、厄介なことから逃げません。気負うことなく対峙します。
藤岡陽子さんの書下ろし長編小説『僕たちは我慢している』(COMPASS)には、上等な人間たちが登場します。上等であろうなどと意識せずに、上等な人間たちです。
「人間は苦労しないと成長しない」、というのは真実だと思います。「小説を読む醍醐味は苦難の疑似体験」とも、確信しています。

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