小説復興・文芸復興を真剣に目指しています。
服役経験のある方から聞いたお話です。
小説が好きなその方は、いつでも塀を飛び越えて外に出ることができた、それは小説を読むことによって培われた想像力だろうと。
アウンサンスーチー氏も自著に「計15年に及ぶ自宅軟禁の間も意識は世界を巡った」とあります。
その方にもう一つ印象深いお話を聞きました。
塀の中では、小説がはっきり二分されたと。「純文、エンタメ」などと言う実体のないものでは勿論なく、読める小説と読めない小説の二種類だったと。
自分自身と向き合わうことだけが許されるような拘束された日々のなかで、読める小説と読めない小説。
前者は間違いなく、優れた小説(COMPASS)だと思います。
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