「週刊COMPASS」第172号

小説復興・文藝復興を真剣に目指していますが、「逢う瀬」が地名の由来と言われている小布施です。

いよいよ日本の出番だと思います。

「こうすべきだ」、「こうあるべきだ」は神だけが許される言葉でしょう。ましてや裸の俺様なんかには許されません。もっともそんな断定は本当の神はしないと思いますが。

「まあまあ、そうは言っても……」はそれに比べると極めて優柔不断に聞こえますが、お前は何様なのかの答えである「人間」本来の思考のように思います。でもそのような多様性を受け入れる人間は、八百万の神の日本にしかいないのかもしれません。かつての「世界の警察官」は、今や「世界の反社会的勢力」になってしまいました。日本の正念場です。

原爆を二つも落とされ、平和憲法を遵守する、一目も二目も置かれる精神性の高い国。

特にイスラムの人たちは、日本に対するリスペクトの念が強いようです。

どこの土俵にも降りずに、そんな国に侵略したら寝覚めが悪い、と世界中から思ってもらえるようになるのは理想主義でしょうか。

理想に向かわずして、人間、なんのために生きているのでしょう。

四人の高校生が奮闘する、藤岡陽子さんの書下ろし長編小説『僕たちは我慢している』(COMPASS)。「理想」という言葉自体は二カ所にしか出てきませんが、彼らは流されず理想に向かっています。

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